N建築計画|福井(越前)の新築住宅建築・設計

設計実績

小さなコートハウス(氏家の家Ⅱ)

所在地 鯖江市
構造規模 木造2階建て

敷地は静かな環境の中で区画整理された町の一角にあって、関係車以外は通り抜けしないような道に面している。その中で、落ち着いて過ごすための町角の住居を設計することが第一のテーマとなった。建築に「静」と「動」があるとすれば、この家は「静」の建築。クールな黒い外観に対して、内部はムクの木であたたかくて明るいイメージとした。
車庫奥の木格子の隙間から見え隠れする中庭空間が外部とゆるやかにつながり、中庭があることで、内部からの広がりも感じられる。外部(町)との緩衝空間となっている。居間は座敷形式とすることでゆったりと住まうことが出来る。タタミの間は、板の間と建具によって完全に仕切ることが出来るので、客間としても使用可能。キッチンは施主に合わせて全て造作。使い勝手と収納スペースに配慮した。中庭と屋根付き車庫のある小住宅の提案。